【転職ノウハウ】2~4月の転職市場はアツい?転職のおすすめ開始時期

転職ノウハウ

転職を始めるならいつがベストなのか、あるあるの質問だと思います。

結論から言うとベストなタイミングはありません。中途採用は新卒採用と違って、すべてが計画的に行われるわけではなく、退職や新規事業の立ち上げ、事業方針の転換などによって突発的に採用が必要になる場合も多いからです。

いきなり募集が始まり、採用が決まったら求人募集が停止する、というようにタイミングによるものも多いので運要素も強いです。ですのでベストの方法として常に網を張りながら良い求人が出たタイミングで動ける準備をしておく、ということでしょう。

ただ、常に網を張っておくことはなかなか難しいですから、新たな求人が出てきやすいタイミングに狙いを定めて動き出すことが効率が良いのではないかと思います。そのあたりの押さえるポイントを解説していきます。

結論から言うと、転職開始時期は下記の順におすすめです。

  • 2月~4月
  • 9月~11月
  • 5月~6月

なぜこのタイミングおすすめと言えるのか、その背景を説明していきます。

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企業の採用計画が固まるタイミング 

1つ目に大切なタイミングは、企業の採用計画が固まり求人募集を開始するタイミングです。

日本企業のほとんどは4月から期がスタートしますので、4月に向けて1年の採用計画を進めていきます。年明けの1月ごろから予算の確保や各部署へのヒアリング、その後会議を重ねて役員決裁をもらい、2月後半から3月にかけて求人の要件を確定していきます。

早い企業であれば前もって3月ごろから求人募集を開始します。それに向けて転職エージェントには事前に情報が入りますので、2月から登録をしておけば、そのあたりの情報を事前に入手することもできます。

4月からの採用計画であるにも関わらず前もって募集を開始する背景としては、人材採用にかかる期間が長いという理由があります。募集を開始してから応募~書類選考~面接~内定~入社までが1か月半~2か月ほどかかります。

また採用して実際に費用が発生するのが入社後となります。転職エージェントなどは成功報酬で動いているところがほとんどなので、前もって動き出しても実際に予算を使うタイミングでは来期になるため早めに動き出す企業が多いのです。

また、1年間の採用計画を4月からスタートし、10月の下期スタート時点で採用計画の進捗状況や、事業計画による採用計画の見直しが入るタイミングなので、9~10月も新たな求人が発生しやすいタイミングとなります。

退職者が増えるタイミング

退職者が発生すると単純に人手が不足するとともに、その業務を担っていた知識・経験・スキルが企業としてゴッソリ抜けてしまうことになります。

企業計画は人員計画をもとに立てられますので、企業の事業運営上での大きなリスクとなり、早急に穴埋めをしなければなりません。退職者が発生しやすいタイミングというものがありますので、その前後では急募求人が発生しやすくなります。

退職者が発生しやすいタイミングは、3月・6月・9月・12月です。

6月と12月を賞与支給時期に設定している企業が多いので、賞与を貰ってから辞めたいと考える人が多くなるタイミングなのです。

3月と9月は企業内での上期と下期の切り替わりタイミングです。プロジェクトなどは半期や年間の単位で動くことも多いので、中途半端なタイミングで辞めてしまうと周囲に迷惑がかかるので、キリが良いタイミングで退職を考える人が多くなるのです。

また4月と10月に人事異動が発生する企業も多いので、そのタイミングでの退職というケースも多いです。

退職を行う際は、だいたい1か月前から退職交渉を開始するケースが多いですので、3月末退職なら2月末、9月末退職なら8月末ごろに人事が退職情報をキャッチし、中途採用を開始するための準備をして3月上旬、9月上旬に求人募集開始となるケースが多いです。

まとめ

企業の採用計画と欠員の発生タイミングの影響で、求人数が増加しやすいタイミングがありますので、それを狙って転職活動を開始するのがおすすめです。

まとめると下記です。

  • 2月~4月:1年の採用計画が固まる、人事異動に起因する欠員発生
  • 9月~11月:採用計画見直し、人事異動に起因する欠員発生、賞与支給のタイミング
  • 5月~6月賞与支給のタイミング

求人ラインナップが更新され、新規求人が増加しやすいタイミングですが、同時に転職者も増加しやすいタイミングなので、タイミングとしてはベターですがよりスピード感と戦略性が求められます。

転職によって人生がより豊かになるよう、しっかり情報を掴み戦略を持って活動を進めていきましょう。

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