人材業界で業界第二位のパーソルキャリアが運営するdodaについて、実際に使ってみての感想や、ほかエージェントとの比較、どんな使い方がおすすめなのかを記載していきたいと思います。
私も実際に求職者として使ったこともありますし、企業側の人事担当をしている際に人材エージェントとして利用した経験もあります。
両面から良い点、悪い点などを解説していきたいと思います。
正直、人材の総合エージェントのツートップ、DODAとリクルートエージェントはサービス内容に大きな違いはありません。
大体のサービス内容や求人ラインナップなども大きな違いがありませんので、登録するならどちらか1社でよいのではないかと思います。
どちらを選ぶか、を判断する際のポイントも合わせて記載していきます。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
①DODAの特徴
業界二位として、リクルートエージェント同様にの転職支援実績が圧倒的なのでノウハウも蓄積されていますし、豊富な求人ラインナップを誇ります。一般には公開されていない非公開求人も多いです。
対象の業界もサービス、製造、IT、建設・不動産、コンサル、金融、ヘルスケアなど幅広く、職種も事務系や営業系だけでなくエンジニア系まで幅広く扱っています。対象年齢も20代~60代までの決定実績を誇ります。
リクルートエージェントとの違いでいえば、会社の規模に比例し全国の拠点数が若干少ないので、地方エリアよりも首都圏や地方主要都市に力を入れているイメージです。
また、業界でいえばメーカーやIT業界の求人が多いのが特徴でしょう。
②サービスの特徴
こちらもリクルートエージェントと同様に、キャリアアドバイザー(CA)と呼ばれる求職者のフォロー担当と、リクルーティングアドバイザー(RA)と呼ばれる企業側担当が存在する分業型モデルでのサービス提供です。
アドバイザーが求職者一人一人ときちんと面談を実施し、転職における軸や優先順位、またこれまでの経験を掘り下げながらキャリアの棚卸を実施し、求人の紹介や履歴書・職務経歴書などの書類作成までサポートしてもらえます。
またエージェントサービスだけでなく、DODAの広告媒体サービスやスカウトサービスなども様々な手法を一括で利用できるのはユーザーからすれば便利でしょう。
③リクルートエージェントと比較したメリット
私が考えるメリットは下記の2つです。
- 経験が長いベテラン層が多く、手厚いサービスが受けられる
- 求人の検索がしやすい
リクルートは会社内での人材の流動性が高いことと、人材以外にも住宅や飲食、ブライダルなど幅広いサービスを展開しているため一つの部署に長く在籍する人が少ないのです。
それに比較してパーソルキャリアでは人材に特化した事業を展開しているため、人材業界での経験が長いベテランのアドバイザーが多く様々な知見や企業情報を保有していることが多いです。
なのでリクルートエージェントと比較すると、手厚く安心感のあるサービス提供ができるアドバイザーが多いイメージです。
また、リクルートではエージェントと広告媒体のリクナビネクストが別サービスとなっているため、両方の求人を一括で検索することができません。
一方でDODAではエージェントと広告媒体、スカウトが一体型のサービスになっているので、求人を漏れなく一括で検索できるので便利です。
広告媒体では扱っているけど、エージェントでは扱っていないという求人も結構あるので、そのあたりを網羅的に検索するのはDODAの方が圧倒的に便利です。
④リクルートエージェントと比較したデメリット
デメリットとしては下記です。
- 求人数が少ない(エリアや業界にもよるが)
求人の検索性ではDODAの方がメリットがありますが、求人ラインナップでいえばやはり業界1位のリクルートエージェントが圧倒的に多いです。
ただ、首都圏や地方の主要都市、メーカーやIT業界にはDODAが強みを持ちますし、大手企業ではDODAもリクルートもどちらも採用手法として活用しているという企業が多いので、そこまでデメリットになるかといえば決定的な差ではない気はします。
④まとめ(使ってみての感想や、裏話など)
結論としては業界大手の総合人材エージェントなので、リクルートとの大きな違いはありませんが、サービスの手厚さや便利さでは優位ですが、求人ラインナップでは劣位という状態なので、そのあたりのメリット・デメリットを踏まえながら自分に合うエージェントを選択するでよいのではないでしょうか。
両方を同時利用するのもありですが、現職で忙しかったり時間がない方にとってはそれぞれのアドバイザーと連絡を並行してとることは結構面倒です。
裏話でいえば、リクルートの方が働くには給与が圧倒的に良いので、パーソルキャリアの優秀な人材はリクルートに転職してしまう、ということも起こっています。
ただ、リクルートは先ほども述べましたが、社内での人材流動が激しいのでベテランが少なく、担当アドバイザーの当たりハズレの差が大きいので、その点でリスクが高いのネックですね。
アドバイザーだけでなく企業側の担当者も入れ替わりが激しいため、企業側の情報を蓄積しきれていないという点もネックかもしれません。
そのあたりも考慮に入れながら検討していくのが良いでしょう。
コメント